気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2002年3月20日付
●倒れても起き上がり、人も認識、ソニーがロボット(読売・1面)
●コラム顔・史上最年少フォーミュラトヨタに登場、15歳の平手晃平さん(読売・2面)
●日産ディーゼル、ベアゼロで妥結売(読売・8面)
●日産の新卒採用、2003年度は470人(読売・11面)
●温暖化対策に新大綱、推進本部決定(朝日・1面)
●目で見る経済、日産の復活、業績V字型回復、ヒット車も(東京・7面)
●ブリヂストン、ナノテクノロジーで電子表示装置向け新素材開発(日経・1面)
●トヨタが個人向け社債、330億円超、来月発行、F1観戦など懸賞付き(日経・11面)
●トヨタ・レクサス、2月実績、韓国輸入車首位(日経・11面)
●ヤマハ発動機とヤンマー/ボート事業で提携(日経・13面)
ひとくちコメント
「今度は歌も歌ってしまいました」——。転んでも自分で起き上がる世界でも初めての二足ロボット『SDR-4X』(試作品)をソニーが開発、発表した。きょうの各紙は赤と黒のサッカーボールを蹴る新ロボットの記事を1面中央にカラースナップ付きで掲載している。
政府の地球温暖化対策推進本部が取り決めた温室効果ガス削減計画の新大綱の記事よりも扱いが大きい。ソニーの新ロボットは身長58cm、体重6.5kg。二つの目でモノを立体視し、障害物をよけて通ったり、5万語以上を音声認識、簡単な会話や歌、ダンスも可能という。
二足ロボットでは、すでにホンダが『ASIMO』(アシモ)を商品化、本社ビルの受付係や海外出張などのレンタル業務を始めている。ソニーはペット型の『アイボ』を販売しているが、この新ロボットについても「家族の一員」を売り文句に年内の商品化を目指すという。気になる値段は未定だが「高級乗用車1台分の価格」を見込んでいるという。
減り続けていた子供の数が東京都心でも26年ぶりに増加に転じたそうだが、ロボットと暮らす若い夫婦が増えて再び少子化が進まなければ良いが……。