昨年11月、敵対する暴走族グループの壊滅を狙い、乱闘を行った際にバタフライナイフでメンバー1人を殺害したとして、殺人と監禁容疑で起訴されていた20歳の暴走族メンバー(逮捕当時少年)に対する初公判が5日、宇都宮地裁栃木支部で行われた。
この事件は昨年11月4日早朝、隣の市を拠点とする暴走族グループが自分たちの縄張りを勝手に走ったことに腹を立て、このグループの壊滅を狙って乱闘を仕掛けたことを発端とする。まず、被告の少年らが敵対チームのメンバー3人を拉致して監禁。殴る蹴るなどの暴行を加えた上、このメンバーを人質として敵対するチームの幹部を呼び出した。引き取りにやってきたメンバーに対して、30人程度で襲い掛かった。この際、被告は持っていたバタフライナイフで敵対チームのメンバー1人を刺殺したという。
5日の初公判で被告は「無我夢中でやってしまったことで、殺すつもりはなかった」と主張。起訴事実に上げられた殺意を否定し、一部で争う姿勢を見せた。
群馬県内を拠点に活動する暴走族は1グループの規模が大きく、武装していることを特徴としている。暴走族の武装化に危機感を持っている警察などでは、罰則付きの県条例制定を議会に対して求めており、この裁判とタイミングを合わせるかのように5日の県議会で素案を策定していることが明らかにされている。
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