ドイツ高級車ブランドの「マイバッハ」が、ダイムラー・クライスラー傘下で復活する。ジュネーブ・モーターショーでブランド復活が発表されるが、兄弟ブランド、メルセデスベンツの技術で開発された新型サルーン実車の発表は秋になるという。
1930年型マイバッハはそのV12エンジンとともに名を残した。21世紀のマイバッハも新開発“タイプ12”エンジンを搭載するという。最高出力550HP、最大トルクは900Nm(91.8kgm)を発生するこのユニットは、ジュネーブに展示される予定だ。
昔のマイバッハは、オーナーがそれぞれ好みのボディをコーチビルダーに発注していたが、“次期型”は100%ファクトリー製。メルセデスベンツのジンデルフィンゲン工場で、『Sクラス』のとなりで、熟練工の手によって作られる。
新ブランドがターゲットとする市場セグメントは小さく限定されたものだが、大きな可能性が望めるという。高級車のそのまたハイエンド・クラスで、エクスクルーシブな“おあつらえ”のクルマを求める声は、かねてからダイムラー・クライスラーに寄せられていたという。
「100年以上の高級車作りのノウハウを(マイバッハには)注ぎ込んだ」と、ダイムラー・クライスラーのメルセデスベンツ/スマート乗用車担当重役のユアゲン・フバートは語り、ダイムラー・クライスラーが他社を大きくリードしたと自負する。
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