ホンダの二足歩行ロボット『ASIMO』(アシモ)が、ニューヨーク証券取引所(NYSE)の25周年記念イベントの一環として登場し、14日の始業ベルを鳴らす大役を務めることになった。英語でのスピーチも予定されているという。
NYSEでは、毎日の始業ベルを新たに上場した企業や、創業記念日を迎えた会社の役員などに任せるという慣習がある。今回のアシモ登場はNYSEの25周年記念イベントに関連したものだが、ロボットがこの大役を務めた例は過去になく、アシモが記念すべき第一号となる。
当日はホンダの吉野社長とともに、簡単なセレモニーの後、始業ベルを押すことになるが、ホンダの経営は絶好調で、13日にはスタンダート&プアーズの長期格付け「A+」評価も明らかになっている。
景気減速が伝えられるアメリカの中でもホンダは超優良企業として評価されているだけに、アシモ登場でさらにその好調ぶりを世界へアピールすることになるのか。