富士重工業、川崎重工業などはアメリカ・ボーイング社が開発する超高速機『ソニック・クルーザー』の開発に先立って実施する共同研究に参加する覚書に調印したことが明らかになった。
共同研究するのは、富士重などのほか、三菱重工業、日本航空機開発協会。これまでのボーイングとの協議で、共同研究の内容や条件で合意に達した。今後、軽量低コスト構造設計製造技術、遷音速空力設計技術の研究を実施する予定だ。
ソニック・クルーザーは、ボーイング社が昨年3月に発表した200〜250人乗りの音速に近いスピードで飛行する新型の旅客機構想。富士重が開発に参加すれば、将来音速のスピードの技術を自動車開発にもフィードバックできる可能性も。