国内のトラック生産の落ち込みが続いている。日本自動車工業会が29日発表した2001年の自動車生産実績によると、トラック(軽・小型・普通)の生産は1966年以来、過去2番目の低水準となった。
トラックの2001年の生産台数は前の年に比べ、7.3%減の160万1536台と、7年連続のマイナスとなった。160万台という水準も10年前の約半分という低レベルで目もあてられない厳しい状況。このように落ち込みが大きいのは、トラックの需要が景気に大きく左右されるのに加え、輸出など海外での販売がもともと少ないことにも一因がある。
このため日野自動車などは海外でビジネスを拡大するためアメリカでのノックダウン生産も検討している。三菱もダイムラークライスラーと協力し、海外で販路を拡大する。