クルマというと「男の子のオモチャ」というイメージに偏りがちだが、大きすぎない『ロードスター』をベースにした『RSクーペ』は、女性におしゃれに乗ってもらいたいと、デザインを担当したマツダ産業の福田成徳顧問は語る。ボディ色も女性が好むグリーンを使用したとこのことだ。
ロードスターではソフトトップを収納する場所になるシート後ろの“棚”には、「サブトランク」という名前が付けられている。女性のハンドバッグを置くのにちょうどよいこのスペースには置かれた荷物を隠すためのトノカバーが備わる。
マツダ産業はマツダの特装車やデザインモデルなど開発試作車を作る会社。福田顧問は80年代後半から90年代前半、マツダのデザイン部長を務め、初代ロードスターや現行『RX-7』を世に送り出した人。