日本自動車工業会が発表した11月の自動車生産実績は、前年同月比5.1%減の86万4765台となり、3カ月連続でマイナスとなった。
内訳では、乗用車の生産が同3.3%減の69万0415台で2カ月ぶりのマイナス。トラックは同14.1%減の12万5778台で3カ月連続の前年割れ。国内需要が同4.9%減だったことから、全体的に低調だ。
1〜11月の累計では、前年比3.1%減の904万7092台。1000万台超えるには、12月に95万台は必要で、2年ぶりに1000万台割れは確実だ。ホンダが2003年からタイ工場で生産した小型車を日本に輸入するなど、今後国内生産工場の空洞化が懸念されている。