日本自動車工業会は7日、高規格救急自動車を3団体に寄贈すると発表した。消防庁の事業である高規格救急車整備事業に協力して実施する。
今年度の寄贈先となったのは大磯町消防本部(神奈川県中郡大磯町)、邑久消防組合消防本部(岡山県邑久郡邑久町)、今治地区事務組合消防本部(愛媛県今治市)の3団体で、各1台ずつを寄贈する。
日本自動車工業会は、1969年から社会貢献活動の一貫として毎年、消防所などに救急車の寄贈を行っている。従来型救急車の寄贈台数は1992年までで累計691台となり、1993年からは高度な救急医療が可能な装備を備えた高規格救急車に切り替えており、今年度で寄贈車両数は28台となった。
高規格救急車は人工呼吸器や輸液ポンプといった従来の救急車にはなかった機器を備えており、病院までの搬送途中でも救急救命士による気管内挿管など高度な応急措置が施せるようになっている。