『アテンザ』クラス・プラットフォーム車の開発を監督する金井誠太・統括主査は、開発目標としてアテンザの走りはBMW『3シリーズ』と同等かそれ以上が目標だった。「ステアリングの剛性、同じく正確さではBMWより上です」と金井統括主査はいう。
「自分で立てた目標でしたが、実現できてすごくうれしい」。まさか目標達成できるとは思っていなかったような口ぶりである。
しかしミドルクラスのいわばファミリーサルーンにそんなにスポーティネスを追求してよいものだろうか。金井統括主査の説明を聞こう。「マツダはクラスでメジャーなシェアを獲得していません。だからリーディングエッジをめざすのです」。