『w・i・c』は「What is a car?」の頭文字をとった、20代の男性をターゲットとした軽自動車。「クルマ先行層」ではなく、「生活先行層」と呼ばれる、クルマ好きというわけではない一般のユーザーが、おしゃれなモノを選ぶように選べるクルマを目指している。
トヨタ『bB』を思わせるそのスタイリングについて、エクステリアを担当した本田技術研究所・和光研究所デザインAスタジオの西端三郎さんは、「パッケージ発のデザイン」だと語る。頭の周りを広くすることでスペースを広く感じるように「ドライバーの視点からすべてが遠くにあるようにした」ということだ。
平面にちかい面で構成されているが角を丸くしてあり、シンプルな美しさをテーマしたスタイリング。ウインドウやフロントマスクは横長に見えるような処理をしているという。完成度が高く市販が近いと思われるが、西端さんによると「次期ライフではない」ということだ。