日本自動車工業会は、日本政府が中国のネギ、シイタケなどセーフガード(緊急輸入制限)を発動した報復措置として、日本の自動車輸入に100%の特別関税をかけたことから、2001年下期に576億円の損害が出るとの試算を発表した。
同省によると特別関税が課されたことで受注していた自動車のほぼ全てがキャンセルとなり、中国向けの自動車生産は停止した。発動前の上期の中国への輸出台数は2万2000台だった。
また、日本自動車工業会は特別関税が長期間に及ぶと、2002年で4200億円の輸出機会を遺失するとの試算を独自に公表した。