トヨタ自動車は12日、フランクフルト国際モーターショーに100キロメートルを2.7リットルの燃料で走る超低燃費コンセプトカー『ES3(イーエスキュービック)』を参考出品したと発表した。
コンセプトカーはボディ素材にアルミと樹脂を使用し車両重量700キログラムの超軽量を実現した。排気量1.4リットルの直噴ディーゼルターボエンジンとCVT(無段変速機)を搭載するとともに、アイドルストップや制動時のエネルギー回生などにより燃費を大幅に高めた。
燃費は日本の測定モードである10・15モードに換算すると1リットルあたり47キロメートルという超低燃費を実現した。排ガス対策ではNOx(窒素酸化物)とPM(粒子状物質)を同時に低減する新触媒システム「DPNR」を採用し、国内の最新規制値の50%低減レベルを実現した。