ホンダは4日、超小型燃料電池の開発に成功したと発表した。2003年までに超小型燃料電池に関する基礎技術を確立し、次世代のパワーソースとしてロボットや歩行機能補助装置などへの活用を目指す。
米スタンフォード大学との共同研究によるもので、これまでにシリコンのマイクロ加工技術を応用した微細なガス流路構造や薄膜作製技術による電極膜の作製などセル構成部分の作製技術を中心に研究を行ってきた。
これら研究成果により今回、超小型燃料電池セルの作製に成功するとともに4つの単セルを同一平面状に直列接続し発電することに成功した。同一平面上でのセルの接続を可能にしたことで構造の簡素化が可能になり、高出力密度化や製造工程の簡略化による大量生産化を図ることが可能になるという。