19日まで開催される『ムゼオ アルファロメオ』のオープニングを飾ったもの。それはイタリア文化の象徴とされるオペラ…ではなく、日本の伝統芸能だった。
アルファロメオといえば、歌舞伎俳優の12代目市川團十郎氏に『166』を長期レンタルし、インプレッションしてもらうという契約を結ぶなど「日本の伝統文化好き」な傾向があるが、今回のイベントのオープニングセレモニーで演じられたのは能、祝いの席で演じられることの多い「石橋(しゃっきょう)」をモチーフに創作されたもの。
「アルファのエンジン音をイメージした」という、重要無形文化財保持者の大倉正之助氏(大蔵流太鼓方)の荘厳な独奏で始まり、やがて紅白の獅子がアルファのまわりで舞い続け始める。
イタリア車だからイタリア文化を強調したオープニングをやるものと思っていたが、「濃厚な日本文化」の起用にはかなり驚かされた。