トヨタの張社長は23日、2005年にPSA(プジョー・シトロエングループ)と合弁で生産することになった小型車について、ヨーロッパ域内だけでなく、アジア市場などにも投入していきたいという考えを示した。
これは同日に行われた記者会見の席上で明らかにされたもの。この会見で張社長は「欧州だけでなく、世界の様々な場所で『ヤリス』(日本名『ヴィッツ』)を含めたコンパクトカーを求めるようになってくるだろう。現物がまだ存在しないのでなんとも言えないが、欧州域外への投入も検討課題のひとつだ」と語り、ヨーロッパ以外の地域にもこの小型車を投入していく考えがあることを明らかにした。
また、トヨタグループの小型車メーカーであるダイハツの計画参加については「検討中」と述べるに留めた。