連邦議会小委員会でのフォード/ファイアストン問題の追求で、タウジン下院議員が「フォードが新たにリコールし交換したタイヤで、ファイアストンよりも高い事故率が報告されているものがある」と証言したことが消費者へのフォードのイメージを大きく傷つけているようだ。
委員会ではファイアストンよりも高い事故率のタイヤメーカーを名指ししておらず、発表にはNHTSAの調査機関も含め30日以上を必要とする、とコメント。フォードもこれを受けて新たに発表したタイヤリコールを一時中断。
このいきさつがあってから、消費者に対するフォードのイメージ調査が行われたが、その結果は74%が「一連の事故はファイアストンとフォードエクスプローラー、2つの要因が重なって起こった」と信じている、と答えた。しかも43%の消費者が「フォードは正直にすべてを語っていない」と考えている、という。ただし「ファイアストンよりもフォードの方が事故への責任は小さい」と答えた人も62%。
昨年の夏(フォードが事故の責任はファイアストンにあり、フォードに責任はない、と連邦議会で証言した時)に行われた同様の調査では、フォードに誠実さを感じる、と答えた人は53%だったから、フォードはかなり評判を落としたことになる。