【CART第7戦 決勝】ホンダ、抗議のワンツー・フィニッシュ

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【CART第7戦 決勝】ホンダ、抗議のワンツー・フィニッシュ
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2001年CART「FedExチャンピオンシップ」シリーズの第7戦決勝は、ミシガン州デトロイトで17日に開催された。レースの舞台はデトロイト川に浮かぶベル島に設置された仮設ストリートコース。

今回のレースからCARTは新しいポップ・オフ・バルブの装着を義務づけたのだが、「急なルール変更は無効」と主張するホンダとフォードが金曜日午前中のプラクティスをボイコットして抗議の姿勢を見せた。新しいポップ・オフ・バルブに戸惑いながらも、予選はホンダ・エンジンを積むエリオ・カストロネベスがポールポジションを獲得。中野信治はロードコースで自己最高位となる9番手、高木虎之介は25番手からのスタートとなった。

72周で争われたレースは、完走13台のサバイバルレースとなった。リタイアした12台のリタイア原因は、マシン同士の接触が2台、ウォールへの接触が4台、メカニカルトラブルが5台、ガス欠が1台だった。

優勝したのはポールポジションからスタートした“スパイダーマン”カストロネベス。彼はレース中1度もトップの座を譲ることなくフィニッシュラインを駆け抜け、レース後はフェンスによじ登ってガッツポーズを見せるお決まりのパフォーマンスを見せた。ランキングトップのケニー・ブラックが9位に終わったため、カストロネベスは18ポイント縮め、ブラックに5ポイント差と迫った。

中野信治はオープニングラップで4つポジションを落としたが中盤少しずつ順位を上げ、9番手走行中の31周目に1回目のピットインを行った。このとき、燃料がうまく給油できないトラブルが発生。このときのタイムロスが最後まで響き13位でレースを終えている。高木虎之介はレース序盤のフルコースコーションでピットインを行い、終盤の展開を有利に進める作戦に出たが、40周目にエンジントラブルでリタイアしている。

●優勝したエリオ・カストロネベスのコメント:「夢のような週末だ。昨日の予選でポールを獲れたことで、レースへ向けて自信も高まった。ミスさえ犯さなければ絶対イケると思った。でも66周目の再スタートのあと、ピットからの無線でタイヤの空気圧が少し下がっていることを知らされてちょっと心配になった。チャンピオン争いもこれからがいよいよ本番だ。引き続き得意のロードコースで頑張るよ」

中野信治のコメント:「最初のピットストップでタイムロスしたのが痛かったです。そこから作戦が狂ってしまいました。2度目のピットストップでタイヤ交換をしなかったのですが、そのせいかバランスが悪くなりましたね。なんとしても次回のポートランドまでには問題を解決しておきたいです」

高木虎之介のコメント:「予選とは打って変わって、今朝のウォームアップからはセッティングも良くなり、レースについて行くことが出来た。給油タイミングも功を奏し中盤戦では10位くらいまでポジションを上げていた。しかし突然エンジンの不調に見舞われてしまった。やはり市街地コースでは予選順位が大きく決勝レースを左右するので、公式練習走行からのセッティングの遅れが響いてしまった。次戦もロードコースなので、来週こそは公式練習走行からベストセッティングを見つけたい」

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