日産自動車は6日、資本提携先のルノーに対して、排気量3.0〜3.5リットルクラスのV6エンジン『VQ』を供給するとともに、ルノーからは欧州市場で販売する次期『マイクラ(日本名『マーチ』)』向けの小型ディーゼルエンジンの供給を受けるという、相互供給契約を締結した。
日産からルノーに提供されるエンジンは、中型セダン『セフィーロ』などに搭載されているVQ型。排気量は3.0〜3.5リットルが予定されている。機構が複雑な直噴タイプではなく、通常タイプの『VQ30DE』になる公算が高い。
これとは逆にルノーは次期マイクラ向けに、排気量1.4リットルクラスのディーゼルエンジンを供給する。日産はこれまでPSA(プジョー・シトロエン)から同クラスエンジンの供給を受け、現行型マイクラなどに搭載してきたが、今後はルノー供給に絞る。