21日夜、元ミナルディの大株主であるガブリエル・ルミがガンのため61歳で死去した。85年にジャンカルロ・ミナルディが設立したミナルディを約5年間に渡り指揮してきたルミだが、それ以前の80年代後半から90年代初頭までスクーデリア・イタリアのチームオーナーとしてもF1界に関わってきた人物。
ルミは、常にイタリア第2のチームながら奮闘してきたが、ガンに侵され、昨年末に現オーナーのポール・ストッダートにチーム株式を売却。ヨーロピアン・ミナルディは次のような声明を発表、故人の死を悼んだ。
「F1生活20年間で培われたあの情熱と強固な意志を失う事は非常に辛いこと。マネジャーとして、そして一人の人間としてルミ氏はミナルディ・チームを始め、モーターレース界に多大なる貢献を残した。心からご冥福を祈ります」