21日、ファイアストンは「信頼関係が損なわれた」として、フォードへの新車装着用タイヤの供給打ち切りを宣言したが、同社CEOであるジョン・ランピは「自動車メーカーはフォードだけではなく、我々にとって彼らとの付き合いは売上げの5%でしかない」と、余裕の考えを示した。
現在、ファイアストン製のタイヤは新車装着用として、フォードの他にGMグループ(GM、オペル、アルファロメオ)、VWなどに供給されている。供給量として最も多いのは意外にもVWで、北米、欧州、アジアなどの各市場で販売するモデルのほぼ全てに装着されている。
フォードとの取引量は総売上の5%程度としており、20%程度と言われているVWと比較した場合、それは確かに少ない。