日本ガイシ、新材料でDPF製造---日本への供給予定なし

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日本ガイシ、新材料でDPF製造---日本への供給予定なし
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日本ガイシは14日、ディーゼル車の排出ガス中に含まれるPM(粒子状物質)を除去する炭化ケイ素製のDPFを2002年秋から量産することを明らかにした。15億円を投じて愛知県小牧市の工場内に専用ラインを作り、年20万個のペースで生産していく。

同社が製造するDPFは、工事機械用としてセラミックス材料の一つであるコージェライトを使用していたが、今回製造が決まったDPFは炭化ケイ素を用いている。製造コストは割高になるが、耐熱性に優れており、連続使用が可能なことから乗用車への搭載に適しているという。

製造されたDPFのほぼ全量が、ディーゼル車比率の高いヨーロッパの自動車メーカーに向けて輸出される予定で、国内の自動車メーカーへの供給は決まっていない。

《石田真一》

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