割安なタクシーを京都、東京などで運行するMKタクシーは、名古屋地区で運行を計画していたジャンボタクシー、ハイヤーの申請が却下されたのを受けて、ジャンボタクシーとハイヤーを無償運行するとして中部運輸局愛知陸運支局に届け出たことが明らかになった。
中部運輸局では、最初の申請の際、同社の役員が道路運送法の処分を受けたグループ会社の役員を兼務していることから、適正運行が保証されないことを理由に申請を却下した。ただ、運輸局が業界保護の立場から割安タクシーのMKの参入を妨害するための言いがかりとの見方も。
MKタクシーでは、この対抗措置として無償タクシー、ハイヤー25台の運行を今月25日から1年間行うとして申請、同時に国土交通省に行政不服審査請求を送付した。中部運輸局と国土交通省の対応が注目される。