「フォードは広島で『フォーカス』の生産を検討している」と、元マツダ社長で現フォード副社長のヘンリー・ウォレスが語ったと、広島県の藤田知事は8日の定例記者会見の席上で明らかにした。
これは藤田知事が4月末に訪米し、ウォレス氏と会談した際に話題に上ったもので、マツダでのフォード車生産について「生産にメリットがあるかどうかも含めて検討している。生産車種は小型車フォーカスになるだろう」と、語ったという。
フォーカスの次期モデルは、広島のマツダで生産し、アジア各国への輸出拠点にするという構想は以前から存在したが、フォード関係者からその考えが具体的に語られるのは今回が初めて。