6月22日に『スカイライン』セダンがフルモデルチェンジする。ところが次世代モデルは搭載エンジンが従来の直列6気筒からV型6気筒に変更、伝統の丸型4灯式リヤコンビランプを廃止するなど、歴代モデルとはまるで違うコンセプトで仕立てられている。
それもそのはず、このモデルは一昨年の東京モーターショーに『XVL』というコード名で参考出品されたプロトタイプの量産バージョンで、スカイラインセダンの次期型として開発したモデルではなかったのである。カルロス・ゴーンが社長に就任して、彼の指令によってネーミングだけが残されることになったらしい。
ところが実は来春の発売予定で開発を進行している2ドアクーペ・バージョンがある。こちらも基本コンポーネントは先行するセダンと同じなのだが、リヤの丸型4灯式コンビランプが復活する可能性があるのだ。「スカG」の伝統はこちらで一部を引き継ごうというのだろうか。