先進国に近づく? でも結局は骨抜きのフロン法

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自民党は、自動車のフロンガスを回収する法案をまとめた。今通常国会に提出してフロンガスの適正化処理を図る。フロンガス法は廃車から出るフロンガスの回収と破壊をメーカーに義務付けるというもので、先進国ではすでにほとんどの国に法制化されているが、日本は遅れていた。

自民党では、フロンガス回収を早急に進めるため、議員立法で法案化する方針だった。しかし、ユーザーから回収と破壊費用を集めるための方法について、環境部会が新車に上乗せする方向で検討していたのに対して経済産業省が廃車するユーザーから集めるのが筋としてこれに反対していた。最終的に、フロン法案は法案化を急ぐ代わりに、回収費用の収集は経済産業省が来年に法案化するため検討している自動車リサイクル法と同じ方法とすることにとどまった。

自動車リサイクル法では、費用は廃車時に徴収するのがほぼ確実。しかし、廃車時に徴収する方法では、不法投棄が懸念されている。法案化の目途はついたが、中身は骨抜きとなった。

《レスポンス編集部》

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