ホンダは13日、今年7月から発売する新型『インテグラ』の概要を発表しているが、この際に生産工場を従来の鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)から、埼玉製作所(埼玉県狭山市)に切り替えることも明らかにしている。
インテグラは『シビック』とプラットフォームが同一だったことから、同社の小型車製造拠点である鈴鹿製作所が一貫して生産を続けてきた。しかし、ホンダは昨年から同一ラインで複数の車種を製造することができるフレキシブルラインの導入を進めており、専用のラインを用意することなく、新型車の生産が生産能力に余裕のある拠点で製造できるようになった。
このため、インテグラについてはこれまで中型車製造拠点として位置づけられ、『アコード』や『オデッセイ』などを生産してきた埼玉製作所で生産を行うこととなった。埼玉製作所では『ストリーム』などのシビック派生車の生産をすでに行っており、今回のインテグラはそれに続くものとなる。