今年のデトロイトショーのキーワードのひとつとなったのは、クロスオーバーという言葉だ。特にGMはふたつ以上のカテゴリーの特性を備えたクロスオーバー車が今後のトレンドになる、と力を入れている。
こうした傾向を追うように、フォードでも現在新しいコンボミニバン-SUV の開発が急ピッチで進められている。2004年にはクロスオーバーモデルが発表される予定だと言う。
おそらくは現在発売されている『フォーカス』ステーションワゴンを発展させた形の車になる、と考えられているが、フォーカス・ベースのミニミニバンが果たして実現するのかどうか、アナリストの見方は分かれている。
フォードではシカゴの工場での『トーラス』、『セーブル』の生産をやめ、新しいクロスオーバーの生産に当てる予定だと言われている。おそらくはコンパクトなパッケージでの受注生産が行われることになる、ともっぱらの噂。どんなクロスオーバーが登場するのか、2004年が注目される。