あれがないとクルマは完成しない。インドネシアでトヨタ現地法人が難

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あれがないとクルマは完成しない。インドネシアでトヨタ現地法人が難
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トヨタのインドネシア現地法人「トヨタ・アストラ・モーター」は4日、部品工場のストライキによって納入が止まっており、2つの工場で完成車の生産がストップしていることを明らかにした。

ストライキを行っているのは、トヨタ系部品メーカーであるアラコの現地法人で、主にシートの製造を行っているガデラ・AR・インドネシア。労働争議が紛糾し、3月29日は武装した約500人の集団がスト中の従業員に襲い掛かり、うち1人が爆発物によって死亡するという事件が発生した。労組側では襲撃した側が誰なのかを会社側に明らかにするよう求めているが、会社側は「関係ない」としてこれを拒否。対立はより一層深刻になりつつある。

この事態に困り果てているのがトヨタの現地法人。クルマを作ることはできるのだが、ガデラで作っているシートが無いことにはどうにもならない。他のメーカーにシートを納入している部品会社に調達の打診をしているが、前向きな返答は得られていないという。

《石田真一》

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