韓国の現代(ヒュンダイ)自動車は、同社の高級セダン『XG』を4月末から日本市場に投入する方針を明らかにした。3.0リットルV6エンジンを搭載したモデルを250〜270万という廉価で販売するという。
XGは現代が世界規模で販売している高級車で、韓国や北米向けには2.5リットルと、3.0リットルエンジン搭載車の2種類があり、北米ではレクサス『ES300』(日本名『ウインダム』)や、インフィニティ『I30』(日本名『セフィーロ』)などのライバルとされている。日本に導入されることになるのは3.0リットルエンジンを搭載したモデルで、価格を同クラスの日本車より30%安く設定することで、価格競争力を武器にして販売攻勢を強めていく。
メカニズム的には技術協力を受けている三菱の影響力が強いモデルで、マニュアル機構を備えたATなどは、そのまま『ディアマンテ』という感じだが、インテリアなどは数段上という印象を受ける。もし250万円という価格を実現できるなら、お買い得なモデルになることは間違いない。