MGからBMW『M5』イーター! エンジンが、足まわりが!!

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MGからBMW『M5』イーター! エンジンが、足まわりが!!
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ローバー『75』RWDバージョンにV8エンジンを搭載してBMW『M5』スーパーサルーンに対抗しようという驚くべきもくろみが、MGローバーから発表された。近い将来登場予定の『ZTアルティメット(究極)』バージョンよりさらに高性能な、ホットバージョンだ。目下検討中のこのモデル、アメリカ生まれのV8エンジン(375PS)を搭載する。

このエンジンは以前うわさされていたロータス『エスプリ』の3.5リットルV8がベースではなく、フォード『マスタング』のハイパフォーマンスバージョンに使われるクワドカム4.6リットルエンジンに近いものになるだろう。質の高いフォードのエンジンは今までにも多くの小規模カーメーカーのパフォーマンスカーに使われてきた。ジャンセンのニューラインナップやカバーレ『マングスタ』などがその例である。

新型MGは、ゲトラク6速ギアボックスで4WDの走りを演出する! 4WDの75を作るのは意外にも容易であった。というのも、かつてBMWがローバー(当時。現MGローバー)を所有していた頃、75のプラットフォームは『ライレー』4x4クーペを念頭に作られたため、75の燃料タンクには、プロペラシャフトのためのスペースがちゃんと設けられているからだ。

発売は2002年の予定、プライスは3万5000ポンド(約600万円)あたりではないかと予測されている。5万0000ポンド(約870万円)を上回るM5と比べるとはるかに手頃なプライスである。エンジンパワーはM5の400PSに対し375PSに過ぎないが、MGローバーでは、車重はM5より250kg軽くなるといい、動力性能は劣らないと主張する。その目標数値は0-60mph(約96kh/h)加速が5秒以内、M5の5.3秒を追い越そうというわけだ。

MGローバーでは週に60台の生産を予定しており、その第1号車が来年2月に誕生する。イギリスのファンはその日を心待ちにしている。

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