ダイムラー・クライスラー日本は、メルセデスベンツ『A160』と『A190』の制動装置に不具合があったとして、国土交通省にリコールを届け出た。対象となるのは2000年10月24日から2001年1月30日までに輸入した654台。
対象のクルマでは制動装置において、マスターシリンダー内のシールに耐寒性が不足している材質が使用されているため、外気温が零下の状態においてブレーキ操作を行うと、当該シールが変形し、最悪の場合、液が漏れて制動力が低下する。
不具合件数はゼロで、発見は生産工場の品質検査で発覚した。