マツダ、次期『デミオ』の欧州市場向けモデルの生産工場を決定

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マツダ、次期『デミオ』の欧州市場向けモデルの生産工場を決定
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マツダは5日、欧州での生産拠点をスペインにあるフォードのバレンシア工場に決定したと発表した。次期『デミオ』の欧州向けモデルを2003年初頭から年間4万台生産する。

同社は海外に独自の生産拠点を持っておらず海外向けは国内から輸出している。このため生産台数に占める輸出比率は約7割に達しており、為替変動による収益の増減が大きい。円安時は儲けが大きいが、円高になるとこうした体質は裏目に出る。

とくに今期は欧州単一通貨である「ユーロ」が予想外に円に対し安かった。このため大幅な為替差損が生じ、最終利益は495億円の赤字に転落する見通しとなっている。

こうした為替変動による利益の減少を避けるため、マツダはあえて国内生産規模を縮小し現地化に切り替えることにした。デミオだけでなく将来は『ファミリア』の次期車も欧州向けは現地生産化し、年間10万台を欧州で生産する計画だ。

《編集部》

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