日石三菱は、ガソリンなどの石油製品の卸価格の基準を、前月より1リットル当たり2円値上げすると発表した。石油情報センターの調べでは、2月になってガソリンの小売り価格がやっと下がったばかりだが、卸価格の引き上げにより再び値上げ圧力が高まることになる。
同社が値上げするのは、ここ最近落ち着いていた原油価格が1月のOPECの原産合意で再び上昇していることが主な理由。
同社の卸価格引き上げで、エクソンモービル系など、これまで値下げを先導してきた元売りがどう動くかで、ガソリン小売り価格がどうなるか決まりそうだ。