本田技研工業は13日、電動アシスト自転車『ラクーン』のバッテリーケースの構造に欠陥が見つかったとして、9モデルの合計12万3740台を対象に回収・無償修理すると発表した。
対象となるのは1996年5月から2000年8月にかけて生産されたラクーンのうち、型式UB01からUB09までの9タイプ。バッテリーケースの防水対策が完全でなく、ケース内に雨水などが浸入することで電極が腐食し、ショートする。最悪の場合、バッテリーチャージランプ付近から発煙し、焦げ付く恐れがあるという。
ユーザーからの届け出は9件で、今のところけが人の報告はない。ホンダでは14日付けの朝刊各紙で広告を掲載するほか、販売店からのダイレクトメールでユーザーに告知する方針。