マツダは『プレマシー』をベースにした燃料電池自動車『プレマシーFC-EV』によって、燃料電池自動車としては国内で初めてとなる公道走行試験を今月15日から開始する。
プレマシー FC-EVは5人乗りで、メタノール改質方式の燃料電池と車両駆動用の電気モーターを搭載している。燃料電池への水素供給方法については様々な方式があり、マツダもいまだひとつの方式に決定していないが、今回の車両ではメタノール改質方式燃料電池の研究を行う。
マツダは日石三菱、ダイムラー・クライスラー日本と共同で、燃料電池自動車の走行試験プロジェクトに参加している。このプロジェクトは、経済産業省、資源エネルギー庁および財団法人石油産業活性化センターが支援し、燃料電池自動車の走行性能、燃費、排出ガスなどについて調査する。
走行試験は神奈川県横浜市周辺の公道および施設を使う予定。なお、燃料のメタノールの供給は、日石三菱精製・横浜精油所で行なう。