新型『プリメーラ』のワゴンは、セダンをデザインした後に派生モデルとして日本でBピラー以降のデザインを変更して作られている。しかしプロジェクト当初より、セダンとワゴンは同時に登場することが予定されていた。
丸く切り取られたリアウインドウ輪郭や、V字型に絞り込まれたエアエンドなど共通のデザイン言語で処理され、“プリメーラ・ファミリー”としての統一感を2車形で持たせている。
セダンのデザインのキーデザイナーとなったステファン・シュバルツ氏(ニッサン・デザイン・ヨーロッパ)は「派生モデルはセダンをデザインする上で影響はなかった」という。「ワゴンの開発にも充分な投資がなされたから」とワゴンの出来には満足げな表情だった。
さらなる派生モデルとして、ヨーロッパで今年の終わり頃に5ドアハッチバックのリリースが予定されている。