29日、フェラーリが本拠地マラネロで2001年シーズンに向けてのニューマシン、F2001を発表した。ルカ・モンテゼモーロ社長を始め、ジャン・トッド、ロス・ブラウン、エンジン開発責任者のパオロ・マルティネリ、デザイナーのロリー・バーン、ミハエル・シューマッハら3人のドライバーのほか、フィアット・グループのVIPなどが出席。会場にはフェラーリ・クラブなどに所属するティフォシら約700人も招かれ、暖かい声援を送っていた。
スポーティング・ディレクターのジャン・トッドは昨年の成功はチームの努力の賜物としたうえで、「我々にはまだ信じられないくらいモチベーションが残っている。実際一年前よりも多いぐらいだ。プレッシャーは減るだろうが、私たちにはナンバーワンをキープしようというさらに強い願望がある」と、連覇がかかった来シーズンへの意気込みを語った。
優勝請け負い人の面目を保ったチャンピオン、シューマッハは「ここで言うことはあまりない。目標は2タイトル。フェラーリでチャンピオンになることがいかに特別なことであるかが分かった。僕のモチベーションは高い。ナンバーワンの座をキープすることが目標だし、そのゴール目指して全力で戦う」と、連覇を宣言していた。