ブランド消滅が決まっているオールズモビルだが、コボホールには『O4』(オー・フォー)コンセプトカーが展示された。車名は「オープンカー、4シーズン楽しめる、4人乗り」という意味。GMでは、ヨーロッパのデザインとGMの先端技術を融合させたという。まずデザインはイタリアのベルトーネが手がけた。GMグループではすでにキャデラックがピニンファリーナと協力関係にあり、O4の試みが今後どのように展開するか。プラットフォームはGMヨーロッパ=オペル『アストラ』のものを流用している。軽量タルガトップは数通りの形態が可能。またインパネは“インフォ・リング”とよばれる。GMによるオールズモビルのブランド消滅は、おそらくO4の開発中に決まったのだろう。先行きのないブランドのクルマにこれだけのアイデアを注ぎ込むのは不自然だからだ。おそらくブランド復興のためのコンセプトカーとして計画されていたのだろう。「O4」は「オールズモビル・フォー」とも読める。オールズはどこへ行こうとしていたのか、結局その未来は無くなってしまった……。
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