ボルボの『SCC』=安全コンセプトカーには様々な安全装置がついているが、中でも目を引くのは赤外線カメラの設置である。ティア1が開発したナイトビジョン用の小型赤外線カメラで、ドライバーの視界をさまたげない位置に小型のモニターがついている。
赤外線カメラは言うまでもなく物体の発する熱からその姿をとらえるもので、暗闇でもひとや動物が前方にいれば関知することができる。しかもティア1が開発した赤外線モニターは通常のヘッドライトより視界が広く深度も深い。そのためかなり前方にある障害物や車の横にある障害物なども察知できる。
コンセプトモデルへの設置のため、実際の市販車への導入は発表されていないが、安全を誇るボルボだけに搭載の可能性は充分だ。キャデラックがすでに同様のシステムを『ドゥビル』に設定している。