フォードは9日、今後発売するSUVについては、原則として全ての車種に対してタイヤの空気圧監視装置を搭載するという方針を明らかにした。
これは昨年8月末に発覚した『エクスプローラー』のリコール問題で、タイヤのドレッド破損につながる要因として、低い空気圧のまま走行を続けたという調査結果が発端となったもの。装着したタイヤの空気圧が著しく低下し、そのまま走行を続けるとタイヤが破損する可能性が高い場合、運転席に警告のメッセージを流す。技術的にはABSのセンサーを改良することで簡単に作れるとされているが、コストアップにつながるため、これまでは敬遠されてきた。
同社では2005年度を目標に、マイナーチェンジやフルモデルチェンジを行うSUVに順次搭載していくという。