ヤマハ発動機は10日、フォード・モーターと共同で北米に中・大型レジャーボート用のエンジンを生産する会社を設立することで基本合意したと発表した。北米はレジャーボートの世界需要の6割を占める。このため、ヤマハは同地域に生産拠点を構えることで、マリン事業の大幅拡充を狙う。
フォードは子会社がマリン用エンジンを販売しているが、フォード本体としてマリン分野に取り組むのは初めてという。ヤマハはマリン事業でトヨタ自動車とも提携することで合意しているため、北米新会社についてはトヨタも協力する方針を示している。ヤマハとフォードは今春に設立時期などを含め、新会社の概要を決める。