「普段のトレーニングは、犬の散歩がてらに6kmぐらいを早足で歩くのと、あとは女房がいろいろと通販で買っているシェィプアップ機器を使ったトレーニングや、ウェイトトレーニングとか、本当にやれるものは何でも…」と、増岡浩選手は自身のトレーニング方法について語ってくれた。
砂漠を走っているとき、マシンの内部の温度は50度を軽く突破するという。その中で集中力が途切れないよう、維持するのがラリードライバーにとって一番大事だという。
「水分がどんどん汗になっちゃうんで、いろいろ飲み物も用意するんですが、一番強烈だったのが本来は点滴に使う栄養剤を飲んだことかな。知ってる? あれものすごくマズイんだ。必要がなきゃ飲まないっていうか、普通は飲んじゃいけないのか」と笑う。シェイプアップの項目に水泳がないのを不思議に感じた記者がそれを尋ねると、一転して暗めの表情で「実は泳げないので…」と語る増岡選手。
昨年の参戦で「パジェロのクセは読みきった」というので、今年は表彰台を狙ってもらいたいと思う。