ブリヂストンの海崎洋一郎社長は10日に都内で会見を行い、8月にファイアストン社製タイヤのドレッド剥離問題が明らかになって以降(9〜10月)の、同社ブランドのタイヤ売上げ本数を明らかにした。
それによると、トラブルが発覚して以降の9月〜10月期の売上げは、前年同期比で約40%の売上げダウンとなった。これは事故の多発報道によるブランドイメージの悪化に加え、リコール対策用にSUV用の『ウィルダネス』など、本来は売れ筋のタイヤを緊急手配したため、市場にに回せる本数が足りなくなったためとしている。
また、この日の会見では低下したブランドイメージを回復させるための具体的戦略も公表されている。来年1月以降、全米の各メディアでCMや広告を出稿し、安全性を強調した試乗会なども開催するという。