ダイムラー・クライスラーは株式の34%を所有している三菱自動車に対し、その財政問題を解決するためのウルトラCを検討中。そのアイデアの一つとして急浮上しているのが、ダイムラークライスラーが2004年にアメリカで販売開始を予定しているスマートの4シーターバージョンの生産を三菱が行う、というものだ。
ダイムラー・クライスラーでは小型車の生産ノウハウやパーツなどに弱点がある。昨年プジョーとの提携に失敗したダイムラー・クライスラーにとって、三菱の小型車生産能力が重要になりつつある。もしこの計画がうまく運べば、4人乗りのスマートはスマートブランド、三菱ブランドの両方で販売される可能性もあるという。