フェラーリのボス、ジャン・トッドが2001年シーズン終了後にチームとの契約終了時点でF1界から身を引くつもりであることが明らかになった。ダブルタイトル獲得の立役者であるトッドだが、マレーシアGP終了後、今後について次のように語った。
「モーターレーシングのことは心から愛している。でもいま自分が何をしたいのかが分からない。ここ数年のようなハードワークをこれから一生続けていくつもりはない」
度重なる辞任要求の声にも負けず、7年間にわたりフェラーリに尽くしてきた小さなフランス人ジャン・トッド。その努力が実ってドライバーズとコンストラクターズの2冠を達成したいま、彼にはもうやり残したことがないのかもしれない……。