経営が破綻した韓国の大宇(デーウ)自動車の引き取り先を探している韓国開発銀行などの債権者グループは、アメリカのGM(ゼネラル・モーターズ)が、一括引き受けの意向を示していることを明らかにした。
9月にフォードが交渉権を返上した後、GMとフィアットの企業連合が工場施設などの引き取りについて債権者グループと協議していたが、フォードが提示した買収金額と同程度の金額を要求したことに、GMは難色を示し、協議は難航していた。
6日には債権者グループ国内拠点と海外拠点の分割譲渡案をGM側に示していたが、結局は一括引き受けの方向で協議を続けることが決定したようだ。
交渉当初は売却までの期間が今月20日までに設定されていたが、先月末にそれは撤回、時間を掛けて交渉を続けていくという方針が決定している。