ホンダは日本で発表したばかりの新型『シビック』5ドアをもって来てヨーロッパ・デビューさせた。近い内にイギリス工場での生産も始まる予定だ。4ドアはヨーロッパには導入されない。広い室内、短いオーバーハングのハッチバックはおしなべて好評だった。
が、しかし不安材料がないわけではない。ヨーロッパの消費者はカテゴリー分けにシビアで、保守的なところがある。日本だと「ひとクラス上」の魅力で大ヒットすることがあっても、ヨーロッパだと「不要の贅沢」ということで引いてしまうことがある。シビック5ドアはその境界線上ではないか、という見方だ。
ヨーロッパでの本命はやはり3ドアか。「タイプR」もからんできそうなので日本のユーザーにも興味のあるところだが、3ドアの導入計画について「来年以降」という従来の情報以外は得られなかった。