車名と市場セグメントだけ同じでまったくの新型に生まれ変わったようなフォード『モンデオ』。4ドア、5ドア、ワゴンが設定されている。このショーでデビューしたルノー『ラグナ』、シトロエン『C5』などと激しいシェア争いを繰り広げそうだ。
新型モンデオで特筆されるのはインテリアの質感とデザインだ。このクラスの室内の質感は軒並み向上しているが、その中でも「こんどのモンデオはいいね」「新しいね」と見る者を、とくにメーカーの開発部門スタッフをうなずかせていた。
エクステリア・デザインは“ニューエッジ”。ミドルクラスの量販車種向けにうまくアレンジしてある。デザインしたのはフォードのヨーロッパ開発センター。ヨーロッパ・デザイン部長のクリス・バードにとっては最初の監督作品だ。
フォードでは今後5年間で、現在の3倍の車種をリリースするといっており、モンデオはその第一弾となる。