【WRCツールド・コルス】カンクネン、新型『インプレッサ』WRCの開発ランへ

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WRC第11戦は地中海に浮かぶフランス・コルシカ島へと舞台を移した。前回の第10戦キプロスラリーはグラベル(未舗装の砂利道)の中での争いとなったが、今度は完全なるターマック(舗装路)。砂かきをする必要はないので、比較的好条件で走り抜けることができるものの、実は直線がほとんどなく、高低差のあるカーブが続く。

別名「10000コーナーラリー」と揶揄されるほどで、フル加速と急減速が数百回も繰り返されることになるので、マシンにはエンジンやタイヤ、ギアボックスの耐久性が、ドライバーにはコースの熟知が要求される。カーブの向きをひとつでも間違えれば、そこには「暗い谷底が待っている」という過酷なレースだ。また、この島には牛の放牧が多く、マシンとの接触も絶えない。1997年にトミー・マキネンが牛と接触、80メートルも転落したのは記憶に新しいところだ。

今回のレースで注目されるのはスバルのバーンズ。同僚のカンクネンは今回は欠場し、新型『インプレッサ』のWRCモデルの開発に当たるという。嫌いな砂かきを強いられないターマックを得意とするプジョーのグロンホルム。今期『フォーカス』が絶好調なマクレーなど、注目のドライバーは多い。

ラリーはコルシカ島最大の都市アジャクシオを拠点に、9月29日〜10月1日にかけて開催される。第1と最終第3レグは島の南西に連なる山岳地帯で6カ所のステージを同じルートで戦い、その距離はともに約128km。第2レグはコルテ周辺の島中央部を舞台として、最長ステージである31.9kmのモロサリア〜カンピルを含む6カ所約131kmで競技が行なわれ、ラリーの総走行距離は1126kmに及ぶ。

《石田真一》

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